2022年05月12日

男旅Ⅱ(四国編)

 コロナの規制が全て解除された久しぶりのGW。天気も良さそうなので、急遽、中学1年からの友人T君と、バイクで「四国ツーリングツアー」を決行してきました。ただ、具体的に計画を進めたのが3~4日前で、往復のフェリーだけは何とか 予約できたものの、コースも日程も決めてない為、ホテルは当日探そうということで、万が一の為、テントと寝袋を持参。まだコロナの余韻が残って いるだろうから「キャンセルが出るだろう」と完全に舐めて出発しました。
(この安易な考えが、この後、大変なことに・・・)

スタートは、新門司~徳島まで、「オーシャン東九フェリー」を利用!

 連休の合間、5月2日(月)仕事を早めに切り上げて、新門司港へ。新門司を19:00に出港し、翌朝9:20には、徳島港へ到着です。

早速、お風呂に入り、個室で旅の計画を立てながら、布団で爆睡。あっという間に徳島港です。(陸路だとかなりハードですが、船は楽チンでした。)

 

大塚国際美術館 (香川県鳴門市)

 ここは初めて知ったのですが、大塚グループ(大塚製薬)が創立75周年記念事業として 設立した日本最大級の「陶板名画美術館」です。
  陶板名画とは、原画を撮影したデータを転写紙に印刷し、その後、陶板に転写して 約1,000~1,350度で焼き付けて仕上げたもので、大きさも原寸大に再現されており、 経年劣化もしない為、2,000年経っても色あせしないそうです。
ここには、名だたる名画が展示されています。その一部をご紹介します。
美術に興味のある方には、必見です!

モナリザ / ルーブル美術館(パリ)
真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)
マウリッツハイス美術館(ハーグ)

落ち穂拾い(ミレー)/ オルセー美術館(パリ)
叫び(ムンク)/ オスロ国立美術館
ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂の天井画と壁画「最後の審判」
(ミケランジェロの偉業)
残念ながら、ヒマワリ(ゴッホ)の写真を撮り忘れてました。元々、ゴッホの「ヒマワリ」の原画は7種類あったそうですが、現在はバラバラに保存されており、一部は焼失してしまっているものもあるそうです。がしかし、ここでは7種類すべての「ヒマワリ」を鑑賞する事ができます。     

 

鳴門の渦潮

 ここは有名ですので、ご存じの方も多いと思いますが、徳島県鳴門市と淡路島の間の 鳴門海峡で、干満差により激しい潮流が発生する自然現象で、渦の大きさは、世界最大と言われているそうです。
うずしお観潮船(WONDES NARUTO)で、現場に向かいます。

写真では伝わらないのが残念です!

 

うどん丸亀

そうこうしているうちに、あっという間に午後2時を回ってます。
とりあえず、鳴門市で「本場さぬきうどん」を堪能。

「丸亀製麺」ではないですよ!

 

金刀比羅宮

一生に一度は「こんぴらさん」と言われ、「こんぴらさん」の名で親しまれている金刀比羅宮(ことひらぐう)は、大物主神と崇徳天皇を祭っている神社で、様々なご利益が あるといわれています。

この日も夕方でしたが、沢山の人で賑わっていました。

 

父母ケ浜

ちょうど夕日の時間に到着。ここは、潮が引いた干潮時の夕暮れには、南米ボリビアの「ウユニ塩湖」のような写真が撮れると話題のスポットです。
平成30年の「じゃらん」で「行ってみたい夕日絶景」アンケートで1位に選ばれた夕陽がこちらです。

 

初日は、どこに泊まるのだろうか?

さて、もう夕暮れ。まだ、今晩泊まる宿がまだ見つかっていない。(汗)というより、まだ探していない。(汗) とりあえず、近くのコンビニにバイクを 止めて、近くのホテルに片っ端から電話するも、どこも満室。20件以上電話したでしょうか、 もう廻りは真っ暗で、少し寒くなってきました。ヤバイ・・・。だんだん冷や汗がでてきました。
そして、携帯の写真でみると、かなり古いビジネスホテルが出てきたので、電話すると、感じの悪い年配のおじさんが出て、「シングル2部屋あるよ」と。あの時のおじさんの声は、神様の声に聞こえました。
一部屋は喫煙室だけどいい?当たり前じゃないですか。全然いいですよ。
こうして1泊目の宿は確保し、ゆっくり寝る事ができました。

    

 

【2日目】まず向かったのは、「祖谷のかずら橋」

ここも多くの人で賑わっており、橋を渡るのに長者の列です。
シラチクカズラ(重さ約6トン)で作られた橋で、国指定重要有形民俗文化財に指定されているそうです。
橋も見事ですが、そこの渓谷の風景も絶品です。

橋の上から下の川をパシャ!感動のエメラルドブルー!

 

続いて向かったのは「足摺岬」

言わずとしれた「四国最南端」の岬です。「最●端」という響きに弱いんです。ここには、ジョン万次郎の銅像があります。

  

さぁ、今晩の宿は・・・・

 そうこうしているうちに、時間は既に、夕方5時を回ってます。
2台ともガソリンが少なくなっていて、遅くなるとこのあたりのスタンドは閉まりそう だったので、まずは、ガソリンスタンドを探しながら、近くの町(四万十市)まで移動しました。
 四万十市に着いたのは、もう夜8時を回ってます。周りは真っ暗で、冷え込んできました。さぁ、これから宿探しです。 近くのドラッグストアの駐車場で、電話開始です。
 ホテル、旅館はネットに出ているほぼ全部に電話するも、どこも満室。24時間営業のネットカフェや カラオケもなく、ほぼ絶望的・・・・。

(昨日よりもマズイ予感。)


 続いて、民宿にも片っ端から電話するも、どこの民宿もいっぱい。諦めかけて電話した民宿 で、最初は「満室」と断られたんですが、「どこかご存じないでしょうか?」と泣きの 一言が通じたのか、「よし、任せなさい。食事を出す座敷が空いたから、そこに準備 しましょう!」と今日も神様の声が。
そんなこんなで、「民宿四万十川」にお世話になる事になりました。民宿に到着したのは、午後9時を回ってました。
 ここは、女将さん(お母さん)と娘さんで切り盛りしているアットホームな民宿で、すごくいいところでした。また、四万十に行く機会があれば、是非利用したいと思える、そんな 宿です。

 

3日目スタート

明朝、女将さんたちの愛情のこもった朝食をいただき、8時に出発です。

まずは、四万十川を上流へ上り「沈下橋」へ。
川の増水時に沈んでしまうように設計された橋の事で、この四万十川には何本もの沈下橋 があるようです。

沈下橋から撮影。穏やかに流れる四万十川。

 

いよいよ「高知」へ

次は、今回の旅の目的の一つ。「桂浜」へ。
坂本龍馬さんの銅像が立っている有名な海です。

背後から撮影
銅像の横に足場で作られた展望台があり、100円でこんなに近くまで行く事ができます。

その後、昼飯の為に、高知市内中心地にある「ひろめ市場」へ。
市場の中に、いろいろなお店が入っており、そこで買い物したものを中央のテーブル席で いただくスタイルで、活気にみちた市場でした。例えるならば、下関の「唐戸市場」に似た 雰囲気です。どれも美味しそうで、本当に迷ってしまいます。

アサリご飯、たこめし、カツオのたたき、ミニ海鮮丼、マグロ、タコ唐、手長エビの唐揚げ・・・

 

奇跡の清流、仁淀川へ!

高知市から北に向かい、続いて向かったのは、仁淀川上流の「にこ渕」で、仁淀ブルーといわれる奇跡の清流の滝壺です。見事なエメラルドブルー。写真で伝わるかなー?

これが噂の「仁淀ブルー」です。

 

UFOライン

そして、今回のツーリングのメイン「UFOライン」へ。
仁淀川の上流から、日本百名山「石鎚山」の登山口までの約27km。標高は、1,100~1,700m の町道で、「西日本一の絶景ロード」と言われ、天空へと続く絶景のドライブコースで、 まさに絶景の連続です。

 

さぁ、帰路につきます。松山港へ

さあ、早いもので、もう夕刻です。21時55分発のフェリーに間に合うように、石鎚山登山口を経由して、山を下り松山港へ。

 


フェリーでは、個室で、お風呂もあり、快適です。
熟睡して、翌朝5時には、小倉港へ着港。

そして、6日(金)は、普通に仕事です。
まだまだ新事務所の片づけが終わっていませんが、充実したツーリングでした。 ちなみに3日間の総走行距離は、約1,088.6kmでした。

 

四国は、しまなみ海道のサイクリング日本百名山の「石鎚山」「剣山」登山に続いて、 3度目の四国でしたが、4度目の四国は、今回大変お世話になった民宿四万十川の女将さんに会いに、また「四万十川での川遊び」に訪れたいと思ってます。