2021年09月23日

【基準地価】福岡県の”上昇率”が全国1位!

国土交通省が本日、7月1日時点の都道府県地価(基準地価)を発表した!

商業地では福岡県の平均変動率が前年比プラス2.7%で、1975年の調査開始以来、初めて都道府県別の上昇率が全国1位となった。

 

そもそも「基準地価」とは・・・?

国土利用計画法に基づき、各都道府県が全国2万強の基準地点について、不動産鑑定士の鑑定評価を求め、毎年7月1日時点のデータを国土交通省がまとめて9月に発表するものです。

正式名称は「都道府県基準値標準価格」

この価格は、一般の土地取引の目安として利用され、取引の指標としても利用されます。実勢価格を100%とした場合、基準地価は一般的に70~80%と言われています。

但し、近年の事例では、実勢価格と鑑定評価との乖離が大きく、地域によっては50~60%程度のケースもありますので、我々の不動産取引においては、あくまで参考価格と捉えてます。

 

ちなみに、福岡の基準地価NO1は・・・

福岡市中央区天神1丁目12番3号です。1㎡あたりの地価は、金850万円です。

(1m×1mが850万円です。坪に換算すると、坪単価約2,800万円です!)

 

しかし、中州地区は下落、コロナ直撃です!

新型コロナウィルスの感染拡大で歓楽街の地価は急落。福岡市内で唯一の下落地点が”中州地区”となりました。2013年から続いた地価上昇が昨年ストップして横ばいでしたが、今年は2.1%の下落に転じました。

ちなみに、中洲4丁目2-18 地点では、

昨年は、195万円/㎡(6,435,000円/坪)でしたが、今年は、191万円/平米(6,303,000円/坪)です。

下落といっても、それ程ではないですが・・・

 

福岡市一強です!

長引くコロナ禍の中で、一部では地価の下落が予想されていましたが、予想に反して上昇気流です。今回、福岡市の基準地点においては、(上述)中州以外は全て前年比アップとなっております。今後、コロナの終息と共に地価がどのような動きをするのか、注視していきたいと思います!