2021年07月17日

住宅ローン返せない!コロナ禍で収入激減、広がる「任意売却」と「コロナ版住宅減免制度」

2021/7/11付日経新聞

 

任意売却とは?

住宅ローンが払えない場合に、金融機関の合意を得て自宅を売却する仕組みです。

滞納したまま放置すると、金融機関は「競売」の申立てを行います。競売に進むと、市場価格よりも安く落札され、残債が多く残る可能性があります。そこで、任意売却に精通したプロの不動産業者が、債務者と金融機関の間に介入し、一般市場価格で売却をおこないます。

 

任意売却のメリットとは?

①一般市場価格に近い金額で売却できる。

②引越時期を買主と相談(交渉)できる。

③引越費用を捻出できる可能性がある。

④返済が遅れている事をご近所に知られることなく売却できる。

⑤売却後の残債の支払いも柔軟に対応してもらえる。

 

「コロナ版ローン減免制度」とは・・・

これは、債務整理の一形態で、正式名称は「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドラインを新型コロナウィルス感染症に適用する場合の特則」で、これを一般的に「コロナ版住宅ローン減免制度」と表現してるだけです。

この制度を利用できる対象者は、「新型コロナの影響で収入や売上高などの減少があったといえる人」です。あくまで債務整理であり、すべての人が簡単に利用できるものではありません。

メリットは、①弁護士等の「登録支援専門家」による手続支援を無料で受けられる。 ②財産の一部を手元に残せる ③個人の信用情報機関に登録されない。(一般的には「ブラックリスト」には登録されない)のなどがある一方、様々な適用要件もありますので、よく理解することも大切です。

また、この債務整理は、弁護士の先生にお願いしなければなりません。尚、利用書類作成までは無料ですが、その後の手続きは弁護士費用がかかります。それで、「弁護士会」もチラシを作成してアピールしているのでしょう。

本制度は、決して「魔法の杖」ではないようです。現に、令和2年10月末にコロナ特則が開始されてから令和3年3月時点で、債務整理が完了したのは0件となっています。(※一般社団法人東日本大震災・自然災害被災者債務整理ガイドライン運営機構のHPより)

 

 

今、住宅ローンでお悩みの方は、とにかく一人で悩まずに、相談されて下さい!きっと道が開けると思います!

もし、今、このブログをご覧で住宅ローンでお悩みの方は、勇気を出して弊社にご相談下さい。これまで100件以上の任意売却を成功させております。また、最近は多くの不動産業者が「任意売却」をアピールしていますが、本当に経験と実績のある業者は少ないと思います。1社だけの情報を鵜呑みにせず、2~3社の話を聞かれてから、本当に信頼できると思われた業者さんに依頼されることをお勧め致します。