2018年07月04日

【相続】路線価3年連続上昇!

今年も、7月2日に国税庁から相続税路線価が発表された。

路線価とは?

道路(路線)に面する宅地1㎡あたりの評価額で、相続税や贈与税を算定する際の基準として適用されるものです。これは国税局が、土地の公示価格、不動産鑑定士による鑑定評価額や売買実例価格、精通者意見価格等を基準にして、税務署別に1月1日時点の路線価が発表されます。

 

今年の特徴は?

福岡が3年連続で上昇したほか、佐賀、長崎、熊本の3県も上昇に転じた。一方、大分、宮崎、鹿児島の3県は下落から抜けきれずに二極化が鮮明になっています。

 

なぜ、佐賀が上昇しているのか?「佐賀市駅前通り2年連続上昇!」

佐賀駅周辺は、福岡へ通勤する層を見込んだ賃貸マンションの開発が活発な上、首都圏の企業が投資目的でオフィス街の物件を入手するケースも目立つそうです。佐賀駅からJR博多駅まで特急列車で最短35分であり、福岡通勤者を取り込んでいるとの事です。

今、佐賀駅周辺(徒歩圏内)は、注目です!

ちなみに、佐賀県で最高路線価は「JR佐賀駅前の駅前中央通り」前年比6.1%上昇で、175,000円/㎡

佐賀市駅前通り

 

福岡県内で最高路線価の上昇率が高かったのは、「福岡市博多区博多駅前2丁目の住吉通り」前年比18.2%上昇で、4,610,000円/㎡

博多駅前 住吉通り

 

九州の最高地点は、38年連続で、「福岡市中央区天神2丁目の渡辺通り」前年比11.1%上昇で、7,000,000円/㎡

天神2丁目 渡辺通り

福岡市内の上昇率で注目は、「福岡市東区千早4丁目の千早並木通り」前年比15.8%上昇で、330,000円/㎡

千早並木通り

 

参考までに、

日本一は、33年連続で、「東京都中央区銀座5丁目の鳩居堂前」前年比9.9%上昇で、44,320,000円/㎡

やはり桁が違います!

Ginnza5 鳩居堂前