2017年11月25日

『未来の年表』を開いてみた!

今、話題の著書「未来の年表」とは・・・

これから確実に起こる日本の人口減少に伴い、どのような事が起きうる可能性があるのかを、さまざまな詳細データから具体的に示されている。これが「未来の年表」である。

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人口が減少するにつれ、様々な問題が発生する事がわかる。我々、不動産業界において得に注目すべきは、2033年だ。

2033年 「空き家が2167万戸を数え、3戸に1戸は人が住まなくなる。」

野村総合研究所の試算(2016年)によれば、2033年の総住宅数は約7126万戸へと増大し、空き家数は2167万戸弱、空き家率は、30.4%まで上昇するという。つまり、全国の約3戸に1戸が空き家となってしまうのというのである。たった、16年後の話である。

 

空き家が目立ち、築年数の中古物件(特に事業用物件)は大幅値引きをしても買い手がつかない。そうすると地価も下がり、銀行融資にも支障をきたす。この頃、銀行さえも支店や従業員も大幅に削減されて、どのようになっているかもわからない。

今後、若者が減り、高齢者が増え、独身者が増える。当然、住宅業界に及ぼす影響は計り知れない!

 

もっと驚く事が・・・

未来の事も驚くべき事態だが、本書の著者である、河合雅司 さんである。

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1963年、名古屋市生まれ。中央大学卒業。産経新聞社論説委員、大正大学客員教授。内閣官房有識者会議委員、厚労省検討会委員、農水省第三者委員会委員、拓殖大学客員教授などを歴任。

立派な経歴なんですが、なんと、私と同じ年(54歳)でした!